NamuTaro3’s blog

思いついたことを気ままに

男性育休4.5か月とってみた感想

さて本日は4.5か月の育休の最終日である。明日から仕事が再開するのだが、いい機会なのでこれまでの4.5か月を振り返ってみたい。

 

なぜ4.5か月もとったのか?

 

10年後の日本がどうなっているかはわからないが、少なくとも2023年現在男性で育休を4.5か月以上取る人は多くない。というかめちゃくちゃ少ない。2022年の厚生労働省の調査いわく、男性の育休取得率は14%、平均取得日数は41日なので、4.5か月 = 135日というのは、完全なる異常値。私がデータサイエンティストだったら、外れ値として解析対象から外すだろう。

 

ということで、なぜそんなに長くとったのかに関しては理由を説明するべきだと考える。

 

理由は大きく三つ。

  1. 育児の負荷分散
  2. 産後クライシスの防止
  3. 働いても働かなくても収入にさほど差が生まれないから

 

一つずつ見ていこう。

 

1. 育児の負荷分散

 

言うまでもなく、育児をする上で世話をする側の人間が多いに越したことはない。特にウチの場合、妻の母は既に他界、私の母は遠方に住んでいるので、私が育児をやらなければ妻は完全に一人で育児を行うことになる。

 

一人でやるのは二人でやるのの倍以上大変だと思う。感覚的には5-10倍じゃなかろうか。初めての育児でわからないことも多い中精神的にもつらいし、休む暇がないのでもちろん身体的にもつらい。しかも、交通事故並みのダメージを受けるという産後であればなおさらだ。少なくとも産褥期と言われる産後6-8週間くらいは誰かが支えるべきである。実際、スペインでは男性には6週間の育休取得義務がある。これはもっともな施策と言えよう。

 

2. 産後クライシスの防止

 

産後クライシスとは、妻が出産を終えてから数年の間に、互いへの愛情が急に冷めたように感じて夫婦仲が悪化する現象、のことである。せっかくお互いのことが好きで結婚したのに、子はかすがい、なんて呼ばれる状態になってしまったら最悪である。原因はいろいろあると思うが、一つには、育児に対する温度差、があると思う。初めから一緒に育児をすることで温度差が少しでも埋まれば、と考えた。

 

3. 働いても働かなくても収入にさほど差が生まれないから

 

日本の少子化はヤバい。まあ諸外国もヤバいのだが、日本もご多分に漏れずヤバい。そのおかげというべきか、少子化対策は年々手厚くなってきている。現時点では、育休の初めの半年は給与の67%が育児休業給付金という形で国から補填され、さらにその間は税金、保険料が免除になるため、実質的な手取りは働いているときの80%くらいになる。

 

働いても働かなくても給与の20%分しか変わらないのだ。これは給与が1/5になったことと同義である。お金だけが仕事のモチベーションではないが、こんな状態でモチベーションを持って働くのは私には無理だった。

 

 

 

、、、ちなみに、ここまで育休を長くとるいい点ばかり述べてきたが、悪い点もある。

 

収入が多少減るのもそうだし、出世に響くんじゃないかという考えもあった。しかし、育休を長くとったから出世できないなんて会社はその程度の会社だし、育休を長くとったから出世できないなんて人はその程度の貢献度なんだと思う。一度転職を経験してることもあり、何かあったら転職しよう、と不確定なリスクより目の前にある利に飛びつくこととした。

 

また、周りの人への影響だ。これはどうしようもない。これまで5人でやっていた仕事を4人で回さないといけないのだから、必然一人当たりの負荷は25%増しになる。周りの人からすれば迷惑でしかない。本当に申し訳ないし、責めるどころか温かく送り出してくれたみなさんには感謝しかない。

 

結構長くなってしまったが、ここまでが育休をとる前に考えていたことである。次に、本題である育休を4.5か月とってみて感じたことを述べる。

 

男性育休4.5か月とってみた感想

 

基本的には、前節で述べた3つの狙いがそのままハマって、4.5か月とってよかったなあ、ということでしかないのだが、想定はしていなかったけど嬉しかったことがある。それは、家族の絆が深まった、ということだ。

 

まずは、妻との絆、である。上にのべたように、ウチではこれまで私と妻の二人だけで育児をしてきた。正直つらかったこともたくさんあった。特に初めの2か月は娘がなんで泣いてるかもわからないし、夜中に授乳で起きるのも大変だったし、思い出したくもないほどである。

 

でも、そんなつらい時期を二人で乗り越えた。考えてみれば、出産前の妻との思い出は楽しい思い出ばかり。つらいことなんて全然なかった。今回初めて一緒につらいことをやった。そして、なんとか乗り越えた。育休期間で妻との絆が深まった。

 

そして、娘との絆、である。人間って単純で、単純接触効果というのはバカにできない。これは、物事や人物に対して、何度も接触を繰り返すことで、興味や好意を持つようになる現象、である。娘と過ごす時間が長くなることで、私も娘のことをどんどん好きになっていったし、娘も私のことを好きになってくれているような気がする。

 

つい一週間ほど前なのだが、ウチに遊びに来てくれた友人に抱っこしてもらったところ、娘が泣いてしまった。その後、私が抱っこしてあやすと泣き止んだ。その友人にはちょっと悪いが、正直ちょっと嬉しいところもある。その友人より私の方が好きだ、ということなのだから。

 

今の私は4.5か月前の私より家族が大好きである。

 

これからパパになるみなさんへ

 

と題して、本記事のまとめとしては、

 

育休長くとるとすごくいいよ

 

ということである。

 

とはいえ、そんなにとれる会社、部署じゃないんだ、という反論も受けそうである。

それに対する私の反論は、そういう会社にしていこう、だし、そういう会社に移ろう、である。

 

それくらい、育休を長くとることのメリットは大きい。仕事をするのも楽しいし、プライベートの時間に趣味に没頭するのも楽しい。身体は健康で、幸せだ。でも、そこに、家族と過ごす、という幸せが追加されればもっと幸せになる。まとまった育休はその第一歩たりえる。

 

そして、みんながそういう認識をもって、会社を変えたり、会社を選んだりすれば、社会が変わっていく。家族との時間を大切にする国はそうでない国よりずっといい。明日を創るのは我々なのだ!

 

、、、

 

さてさて夜もだいぶ更けてきた。あまり興奮せず、ちゃんと寝て、明日からの仕事に備えよう。

 

ご清聴ありがとうございました。

麻雀最強戦2023男と女のデスゲーム 堀選手牌譜検討

2023年9月10日に行われた、麻雀最強戦2023男と女のデスゲーム。優勝された堀慎吾選手が決勝戦の振り返りをされていましたので、その中で私が「これは!」と思ったものをピックアップしました。動画をフルで見ていただくのが一番だと思いますが、時間がない人用です。あと、私の復習も兼ねて。

 

フル動画はこちら

 

局面①

いきなりですが、南一局0本場。既に堀選手はそこそこの大トップ目。ラス親なので、とにかく早く局を回したい。7巡目に上家が切った5sをチーするか?

 

 

 

堀選手の選択は「しない。」

この5sをチーして2sを切ると親リーチが来た時に打てる牌がなくなる、かつ、マンズが高すぎてカン4mに感触がなさすぎる、とのことでした。ちなみに、2sは親の現物ではありませんが、1sが切れている分、カン2sやシャンポンなどに当たりにくい。この手牌の中では親に対して最も安全と言えるようです。

 

局面②

さらに煮詰まって、ラス前南三局0本場。この局面で發が出たらどうするか?

 

 

ポンして、白切り。

ポンするのはいいとして、ついつい安全牌の白を残しちゃいそうですが、白を一枚持っていても他が危険牌だらけでどうせオリきれないんだからここはアガリきることで守るべきとのこと。であれば、2mを切って3m引きなどを逃す方が罪深いので、ぶくぶくに構えるべきとのことでした。

 

局面③

ここからの三局面はすべてオーラス。トップのみが意味のあるゲームなので、実質的には伊達選手との一騎打ち。まずは配牌をとって何を思うか?

 

 

伊達選手の条件は、マンガン出あがり、1300-2600ツモ。堀選手が感じたのは、手牌にドラ表示牌の2m、ドラの3mがあることで、伊達選手が条件を満たす手を作るのはいつもより少し難しそう、ということでした。なので、いつもより少しオリ寄りに打つとのことでした。たった2牌で、とも思いますが、この繊細さには感動しました。

 

局面④

さらに進んで、伊達選手が第一打を打った瞬間の思考。

 

 

今度は、少し攻めてもいいかもと思ったそうです。伊達選手の第一打が白なので、堀選手が抱えている三つの役牌が全て打てそう、すなわち、自身がメンツ手を進めることで伊達選手を助けるという展開にはならなそう、と判断したそうです。もし、伊達選手の第一打が中張牌であれば、ホンイツなどの可能性があるので、役牌を切らないようにオリの準備を始めるそうです。改めて、繊細!

 

局面⑤

画像はちょっと進みすぎているのですが、4巡目でなぜ伊達選手の役牌である中ではなく、オタ風の東を切ったか?というのをこのタイミングで説明されていました。

 

 

これもやはり伊達選手の第一打。第一打が役牌であれば、他に役牌を持っている可能性は低く、その場合は役牌の方がオタ風よりも安全になるからだそうです。

 

以上、堀選手の牌譜検討から、勉強になった5局面を切り抜いてみました。他にもたくさんいいことを仰っていましたので、ぜひみなさんもご覧ください。

 

あらためて、フル動画はこちら